いつから酒に頼るようになったのだろう。
子供の頃のように寝て起きれば
素敵な明日を夢見ることができなくなった。
ツラさを誤魔化すこと、
悲しみを受け入れること、
苦しみは乗り越えられないこと、
希望を失ったこと、
生きていれば様々な困難が押し寄せてくる。
本当は子供のように
泣き言をいい、投げ出したい。
だか、出来ない。
それが許されないと
勝手に思うようになった。
誰かが云った。
いい子ちゃんでいろ！と。
歳を重ね、経験を積むことで
これらを上手に呑み込む術を覚えた。
※けして乗り越えたわけではない。
良薬は口に苦し、と酒と共に
我慢と絶望を流し込むことが
次第に快楽と解放に
変わっていった。
酒のおかげで気持ちが
軽くなったり
楽になったり
嬉しかったり
なれたりもした。
時々はいい。
疲れたり調子が出ない時に
ちょっと呑むのもいい。
だけど毎日は駄目だ。
毎日毎日、風邪薬を飲む奴があるか。
酒は薬箱じゃあない。
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