
踊りつかれたダンサーは
レオタードを脱ぎ捨てた
使い終わったコンドームみたいに
役目を終えた皮膚のように
静かに、でも確かに
ネオンの光が
濡れたアスファルトを照らす
誰かの笑い声が遠くで響いて
それでもこの場所だけは
嘘をつかない
路地裏は今日も
人生のリアルを照らし出す
化粧の剥がれた顔
夢の残骸
それでも、まだ生きている
裸足で歩く夜
冷たい水たまりを踏みしめて
飛び散る飛沫が
なぜか楽しげに見えた
自由を感じる
両手を広げてみた
雨は私を
やさしく受け入れた